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高齢者講習

高齢化社会が進み、70歳を超えてなお、お元気に自動車の運転をされる方々が増えてきております。しかし、これに伴い高齢運転者の関与した交通事故も増加傾向にあります。このようなことから、高齢運転者(70歳以上)の方々にご自身の身体機能の現状を確認していただき、より一層の安全運転に心がけていただくため、運転免許証の更新申請(免許証の失効手続きの際も同様です。)の前に受講していただくよう義務付けられた講習です。この講習では、講義だけでなく、 動体・夜間視力計・視野検査器等を用いた運転適性検査と検査結果に基づいた助言、実車等による運転指導等の講習を受講されるそれぞれの方にきめ細かく、かつ、適切な助言、指導ができる講習内容となっています。

高齢者講習等の流れ

認知機能検査の結果等に応じた高齢者講習が行われます。

※ 認知機能検査の結果について
○ 第1分類・・・記憶力・判断力が低くなっている方(認知症のおそれがある方)
○ 第2分類・・・記憶力・判断力が少し低くなっている方(認知機能が低下しているおそれがある方)
○ 第3分類・・・記憶力・判断力に心配ない方(認知機能が低下しているおそれがない方)

更新時における高齢者講習の内容 (70歳から74歳の方)
  • DVD等で、交通ルールや安全運転に関する知識を再確認して、指導員より運転に関する質問などを受けながら講義を受講します。
  • 器材を使って、動体視力、夜間視力及び視野を測定します。
  • ドライブレコーダー等で運転状況を記録しながら車を運転して、必要に応じて記録された映像を確認しながら指導員から助言を受けます。
更新時における高齢者講習等の内容 (75歳以上の方)
【認知機能検査】
記憶力・判断力の判定を内容とした認知機能検査を受検します。検査の結果により、その後の流れが変わります。
【高齢者講習】
1)認知機能検査の結果が第3分類の場合
  • DVD等で、交通ルールや安全運転に関する知識を再確認して、指導員より運転に関する質問などを受けながら講義を受講します。
  • 器材を使って、動体視力、夜間視力及び視野を測定します。
  • ドライブレコーダー等で運転状況を記録しながら車を運転して、必要に応じて記録された映像を確認しながら指導員から助言を受けます。
2)認知機能検査の結果が第2分類又は第1分類(臨時適性検査等の結果、認知症ではないと診断された方)の場合
  • DVD等で、交通ルールや安全運転に関する知識を再確認して、指導員より運転に関する質問などを受けながら講義を受講します。
  • 器材を使って、動体視力、夜間視力及び視野を測定します。
  • ドライブレコーダー等で運転状況を記録しながら車を運転して、必要に応じて記録された映像を確認しながら指導員から助言を受けます。
臨時高齢者講習等の内容 (75歳以上の方)

臨時認知機能検査を受け、記憶力・判断力の低下が運転に影響するおそれがあると判断された方は臨時高齢者講習を受けなければなりません。
臨時認知機能検査の結果、記憶力・判断力に心配ないと判定された方や、直近の認知機能検査と比較して結果が好転した場合などは、臨時高齢者講習を受講することなく、運転を継続することができます。

  • ドライブレコーダー等で運転状況を記録しながら車を運転して、指導員から助言を受けます。
  • ドライブレコーダー等に記録した映像などを使いながら、運転に関する個人指導を受けたり、DVD等で安全運転を学びます。